上閉伊酒造見学【遠野ビールの旅②】

2023年8月。ビアジャーナリスト協会先輩のご案内もあり、岩手県遠野へビールを巡る旅に行ってきました。
岩手県遠野市は、ビールの原材料である「ホップ」の栽培を続けて、2023年の今年で60年目。ビールの里、日本有数のホップの生産地・遠野。ホップ畑やホップ工場、ブルワリー見学、遠野のビールやグルメ、遠野駅・新花巻駅の情報を詳しくお届けします。
今回は、遠野のブルワリー「上閉伊酒造」で取材させていただいた様子をご紹介いたします!
上閉伊酒造について
岩手県遠野市にある「上閉伊酒造(かみへいしゅぞう)」は、1944年創業の地酒と地ビールを醸造している酒蔵です。冬が寒く日本酒の寒造りに適した遠野市で、日本酒と遠野産ホップを使用して醸造したクラフトビール「遠野麦酒 ZUMONA(ズモナビール)」を醸造しています。
遠野麦酒 ZUMONA(ズモナビール)について
「遠野麦酒ZUMONA」は、主に、遠野産ホップ「IBUKI」と上閉伊酒造で造作られる日本酒と同じ六甲牛山の伏流水(軟水)と使用して醸造したクラフトビール。軟水で仕込んだことによる「やわらかさ、滑らかな舌触り」と、独自に調合した麦芽配合による「独特な香り、深いコク」を両立できるように醸造されており、「ビールの里 遠野」を代表するクラフトビールです。
ZUMONAは遠野の方言とのこと。
ズモナ(ずもな)の由来は、伝聞(聞き伝え)を表す方言で、標準語では「~そうな」というような意味です。皆様に愛され「遠野にうまい地ビールがあるそうな」と語り伝えられるようにとの願いを込めて付けられました。
https://kamihei-shuzo.jp/zumonatonobeerc58/

ビール醸造造りを見学
今回、上閉伊酒造株式会社 醸造士・坪井大亮さんに上閉伊酒造のビール醸造についてご案内をしていただきました。見学したタイミングで、ビールを瓶に充填する工程をされているお忙しい中、ご案内いただきありがとうございます。

上閉伊酒造株式会社 醸造士・坪井大亮さん(写真・左)
遠野市出身。高校卒業後、県外の大学へ進学。
2006年に遠野へ戻り、上閉伊酒造でビール醸造を担当。以降、ほぼひとりで、遠野のホップだけを使ったビールを醸造している。遠野市在住歴32年。
上閉伊酒造にて、1999年からビール造りを続けています。
坪井さんとお写真を撮らせていただきました。noteには坪井さんのビール醸造に関わるまでの経緯からビール造りにかける熱い想いが綴られています。
ビール工場入り口


ビール工場に入ると、坪井さんの等身大パネルが出迎えてくれます。ビール製造工程についてわかりやすいイラストが掲示されていました。

こちらは、ビール作り工程に使う「麦芽粉砕装置」です。この上に麦芽を投入する場所があり粉砕をします。モルト粉砕機が上にあり下に降りてくる形になっています。麦芽はドイツ産を普段利用されているとのことでした。

粉砕された麦芽はこちらの「麦芽煮沸釜」へ入っていきます。

続いて「発酵・貯蔵室」です。タンクが複数並んでいました。(数を数えてなかった。。。)
上閉伊酒造で利用しているホップは遠野産のものが中心で、ホップは1年分をまとめて注文をしているとのこと。

続いて「充填室」です。見学に伺った際に充填作業中でした。瓶が流れてきて自動で充填ができる仕組みになっています。1日に5,000本充填することが可能とのこと!驚きの量です。瓶と樽での出荷が多く、多くは瓶での出荷とのことです。
コロナ禍では、出荷する場所がなくなり苦労した話も伺いました。忙しい中、丁寧に全工程をご案内くださった坪井さんに感謝です。ありがとうございました!
遠野で飲みました!遠野麦酒 ZUMONA
上閉伊酒造見学の後、遠野市内に戻り遠野麦酒が飲める場所を探し、坪井さんから教えていただいた居酒屋「くいしんぼちから」に行きました。そこで遠野麦酒をいただきました!
遠野麦酒 ZUMONAゴールデンピルスナー

居酒屋「くいしんぼちから」にて。遠野麦酒ZUMONAのロゴ入りグラスでいただきました。
ビアスタイルは「ピルスナー」。インターナショナルビアカップ2021金賞、2018金賞を受賞しています。
色がとてもきれいな琥珀色。遠野に来て一杯目のビールでしたのでピルスナーでキレキレののど越しを堪能しました。

TONO BEER C58 239 STRAWBERRY STOUT(限定醸造)
上閉伊酒造では、遠野らしいクラフトビールによって地域を盛り上げていくため、遠野産ホップの他、地元の食材を使ったビールを醸造しています。その1つ、遠野産ホップ「IBUKI」と遠野・住田町産いちご「紅ほっぺ」を利用した「TONO BEER C58 239 STRAWBERRY STOUT(限定醸造)」。
遠野の居酒屋「Deん 隠れ家」にていただきました。(写真撮り忘れてました。。)。ビアスタイルは「スタウト」で、いちごの香りと甘さがちょうどよく、すっきりとしながらも味わい深かったです。ラベルは釜石線を走るSL銀河をイメージしているとのこと。

遠野麦酒 ZUMONAヴァイツェン

こちらも居酒屋「くいしんぼちから」にて。遠野麦酒ZUMONAのロゴ入りグラスでいただきました。大麦麦芽のほかに小麦麦芽を使用したヴァイツェン。小麦独特の風味と酸味でフルーティーな味わいでした。



居酒屋「くいしんぼちから」はZUMONAビールの他、地元の食材を使ったお料理がとても美味しかったです。三陸わかめの唐揚げはビールにバッチリ!大根おろしたっぷり乗ったとんかつは分厚さ5cmはあったかな。肉厚ジューシーでおろしでさっぱりといただきました!
ブルワリー見学のあとに、そのブルワリーで造られたビールをその地元で飲める体験ができ、幸せでした!
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